独創的な表現方法も見付からず 一体何年浪費してんだろう

/VELTPUNCH「Killer smile」



できれば芸術家になりたい。
そうでなければ職人で。
だけど間違っても、
職業人にだけはなりたくない。
そんな生き方は死んでも嫌だ。
ビッグマウスは叶える為にあるの。
口は閉じない。
唾を吐く。




レオはやっぱかっけー。
友達自慢ってそれ自慢じゃねーし、意味わかんねぇ。
んだけどやっぱりレオはかっこいいよ。
レオというのは僕の友達の、
って向こうが俺をどう認識してるかなんて全然わかんないし、
プライベートで遊んだことも一度もないんだけど、
でも僕の人生に影響を与えた人トップスリーくらいには
ヨユーで入るくらいのやべぇビートボクサーで、
今ストリートでビートボックスしながら
世界を練り歩いてる同い年の友達です。
彼がかっこいいのはやっぱ
「やることやってる」からなんだよな。
そりゃわかってんだけど、
って言ってるうちはわかってない。
わかってる、って言うことで逃げてるいつものポーズ。
マジだせえ。
なんて形式的自己嫌悪に耽る鬱ボーイ気取る暇があったらやれよやるよ。
でも俺に何がある?
なんてことを考え出すからわけわかんなくなる。
言葉が文章が、って、
じゃあお前芥川賞獲れんの?
あの石原のクソジジイのガン細胞みたいな
脳みそ震わすことができんの?
何なら俺の文章であいつ卒倒させることができんの?
そんくらいの破壊力がなきゃ
お前の言葉なんてマジ糞だかんな?
ってね。
俺がこんな文章書いてる間に
レオはビートボックスで新たな芸術と関係性を生み出し、
別の彼は将来への標を見出しているのだろうし、
他にもあっちこっちで人間の営みが続いてんだ。
だったら俺も、生きるしかねえや。
人生は短い、
って言えるのは、
全力で生きた人間だけだな。











卒論発表会の時、
ゼミでラップをかまします。
そこでrockできなきゃ、
それまでってこった。