これが現実、と諦めた瞬間からそうした現実は始まっていく。

「恋」から三千六百五十億光年ほど離れたどこかの
星、いやガスの塵のような場所でも構わないからそんな、
人外境であるけれども、あるがゆえにこれ以上は望むべくもない
理想郷に暮らしたい。



世界のことになど目を向けないで、
自分の目の前のことにだけ集中できる思考や感受性や
精神の在り方をして「大人」と呼ぶのであれば、
俺は一生大人になれそうにはない。
けれど自分の目の前のこと、
それは言うまでもなく自分でどうやって
生計を立てていくかということが根本にあるのは
間違いないのだけれど、
そういうことと「世界」がどうやって
繋がっていくか、繋がりを見出していけるか、
ただ繋がるだけじゃなくて、
自分がそうして生きているということが
何か良い結果、
ってなんだ。
言葉にするとどんどん訳が分からなくなってくる。
別に結果を求めて生きてる訳じゃないし、
誰かの為に生きている訳でもない。
かといって自分の為に生きているという実感もなく、
だからいつも「俺は何の為に生きてるんだ?」っていう気分が拭えない。
意味を求めてしまう。
「外部」に。
他人は他人、自分は自分。
だなんて風に簡単に割り切れない。
確固とした自己なんてものはない。
仮に今「これが俺だ」と思っているものだって、
元を辿ればそれは誰かの一言や二言に
傷付いたり喜んだりした結果そこにぼんやりと浮かび上がってきた
ものである訳で、それはだから誰かのその一言や二言が
なくたってそこにあった、というような確実なものなんかではない。決して。
その事実がまた俺を苛む。


何書いてんだろうな。
誰も読まないと思って考えなしに
うだうだ書く悪癖は捨てようと決めたのに。
オナニーだってしないと決めたのに。
それでもああ。
って。




俺は俺の自尊心を取り戻す為に戦わなくてはなりません。
自意識になぞ負けてはなりません。
とりあえずあれだ。
仕事探そう。